こんにちは。
ローカルライターのすずき・ちえです。
今回、東北グルメとしてご紹介するのは、「餃子」です。
全国各地に、その土地ならではの「ご当地餃子」がありますよね。
東北にも餃子の街あり
東北にも、よく知られた「ご当地餃子」があります。
それは、福島県福島市の「円盤餃子」。
まるで円盤のような盛り付けから、そのように呼ばれています。
「ふくしま餃子の会」制作のマップによると、加盟店は14店舗あり、それぞれのお店ごとに特徴があるようです。
今回はそのうちの一つ、「ラーメン・餃子おがた」さんにおじゃましました。
「国産にんにくたっぷりのスタミナ餃子」というキャッチフレーズのお店です。
名湯・飯坂温泉街の一角にあるお店
「ラーメン・餃子おがた」(以下おがた)の店舗があるのは、福島市郊外の飯坂温泉。
飯坂温泉は「奥州三名湯」の一つに数えられている歴史ある名湯で、江戸時代には俳人・松尾芭蕉が立ち寄ったと言われています。
温泉街には、円盤餃子を食べられるお店が3つあります。
その中で「おがた」さんを選んだのは、ラーメンも食べたいと思ったから。
餃子・ラーメン・ビールの組み合わせ、大好きなんですよねぇ。
まずは昼間に場所を確認し…
20時ごろに4人で行きました。
店内、賑わっています。
アットホームな雰囲気のお店で、店内はカウンター席4つとテーブル席が3~4つほど。
人数に応じてテーブルをつなげて席を作っているようです。
テーブル席は満席でしたが、運よくカウンター席に座ることができました。
私たちが注文し、料理を待つ間にもぞくぞくとお客さんの来店があり、問合せの電話もひっきりなし。
お店の人気の様子がうかがえました。
さて、注文したものが届きました。
とりあえず一杯。
そして、お待ちかねの「円盤餃子」が届きました。
餃子の数の多さに驚き、数えてみたら何と21個ありました。
口にしたとたん「カリッ」とした気持ちのよい歯ごたえ。
具がたっぷり、野菜とお肉が程よいバランスで入っています。
噛みしめると、野菜が持つ自然の甘みと、お肉の脂が溶けあってまろやかな感じが味わえますね。
にんにくがアクセントになっています。
食後はさっぱりとした感じで、どんどん箸が進んでいく……。
なぜ福島では円盤餃子を食べられるようになったのか
ではなぜ、福島で「円盤餃子」が食べられるようになったのでしょうか。
餃子が一段落し、シメの「ラーメン」を待つ間、スマホ片手に調べてみました。
「ふくしま餃子の会」のホームページによると、戦後、福島市内の闇市で満州からの引揚者や復員してきた人たちが、生活のために飲食業を営んできた歴史があったそうです。
円盤状にしているのは「フライパンで一度により多くの餃子を焼くため」と言われているのだとか。
それを知り、「お客さんにたくさん食べてもらいたい」という、お店側の優しさがこもっているような気がしました。
そんなことを思っていたところ、シメのラーメンが届きました。
醤油味のスープが味わい深く、心が落ち着く味です。
「おがた」さんでは、ラーメンの他、ライス単品やライスセット(ライス・味噌汁・小鉢・香の物)もあるので、ご飯と餃子の組み合わせもいいかもしれませんね。
福島の円盤餃子は、見た目もさることながら、味も絶品です。
パリッとした食感、野菜とお肉の絶妙なバランスで気が付いたら一皿食べきってしまうほど。
福島市内各地にお店がありますので、ふくしま餃子の会製作のマップ片手にぜひ本場の味を食べにいらしてください。
これからの季節、ビール片手に食べるのもおすすめですよ!
餃子、とても美味しそうです。お店の様子や、円盤型になった理由も書かれていて、いろんな情報が分かって面白いです。
kyoko miyazaki 様
コメントどうもありがとうございます。円盤餃子の魅力を伝えられたようで嬉しいです。福島にいらっしゃることがあれば、ぜひご賞味を!