こんにちは。
東北・宮城県在住ライター すずき・ちえです。
前回のブログ記事で、「勝手に!東北流行語大賞2022」(主催:ローカルニュースサイト「TOHOKU360」)について書きました。
その結果が、12月23日に発表されました。大賞は「白河の関越え」。夏の全国高校野球大会で、仙台育英が東北勢初の優勝を果たしたことは、東北地方にとって歴史に残る出来事だったと思います。
詳しい結果は、TOHOKU360イベントページからご覧下さいませ。
私も「TOHOKU360」に通信員(市民ライター)として参加している縁で、4つのノミネートワードの解説文を書かせていただきました。
そのうちの一つ「鳴子こけし、頭ポロリ」。投票で第4位となりました。
2022年2月、宮城県の鳴子温泉にある、高さ6メートルの巨大なこけし塔の頭が、積もった雪の重みにより取れてしまいました。
その後、クラウドファンディングに挑戦し、多くの人たちの支援で見事に修復を達成し、12月上旬にお披露目されたという、驚きと感動のニュースでした。
▶解説はこちらからご覧になれます
最近、鳴子方面に行く機会があったので、現地を見てきました!鳴子温泉を過ぎて国道を西へ進むと、ありました。
こちらのこけし塔こそが、頭部が修復されたものです。心なしか、晴れ晴れとした表情に見えます。
そして、同時にリニューアルされた向かい合わせのこけし塔も。
この2本を見比べると、表情と胴体の模様が違うことに気づかされます。
写真を並べてみると……
左側は鳴子温泉から向かって手前側、右側は奥にあるこけし塔です。
表情を比較すると、左側は目が丸くてあどけなさがあり、右側は目が切れ長で大人っぽい印象。さらに胴体の花びらの柄も違う柄ですし、髪型にもさり気ない違いが。左側は段が入っていますよね。
実は私自身、初めて違いに気がつきました。何度もこけし塔の前を通っていたのに!見ているようにして、案外見ていないものなんだなと思いました。
そして、こけし塔に限らず、資料館やこけし販売店に行くと、たくさん並んだこけしの何気ない表情の違いが楽しめます。
こけしの表情に注目すると、おもしろいかもしれません。