こんにちは。
宮城県在住ライターのすずき・ちえです。
本日は、宮城県の郷土料理「はらこめし」をご紹介します。
はらこめしは、サケの出汁と醤油、みりんなどで炊き込んだご飯にイクラ(ハラコ)とサケの身を盛りつけたもの。イメージとしては、「華やかなサケの親子丼」といったところでしょうか。
サケの旬である秋限定のメニューです。
先日、はらこめしを食べに発祥の地・亘理町(わたりちょう)に行ってきました。
亘理町は宮城県南にある海沿いの町で、仙台市からは高速道路で30~40分の場所にあります。
お店に着くと、平日の11時だというのにすでに店の外には多くの順番待ちの人たちの姿がありました。毎年恒例の光景で、土日祝日はお昼時になると1時間以上待つことも。
そのようにはらこめしは、毎年シーズンを楽しみにしている人も多く、「並んでも食べたい」と思えるような、県民に大人気の郷土料理なのです。
秋晴れの中待つこと30分、無事に入店し「はらこめし定食」を注文しました。
メインのはらこめしの他に汁物と小鉢2皿が付いています。
メインのはらこめしです。
見て下さい、このご飯が見えないくらい贅沢に盛りつけられたイクラとサケを!
艶々に輝くイクラがたっぷりの豪華な一品です。口にすると、イクラのプチプチとした食感、サケのふっくら感がたまりません!しっかりと味付けされています。
サケの出汁で炊いたご飯は醤油ベースの味で、イクラや鮭の美味しさをますます引き立てています。食べている間は至福のひとときでした。
周囲のお客さんたちからも「美味しい~」という声が聞こえてきました。待ち望んでいた人が多いことの表れですね。
またメインのはらこめし以外にご紹介したいのがこちら。
それは、はらこめし定食に付いていた小鉢。サケの白子を茹でたものです。ポン酢と紅葉おろしに和えて食べます。サッパリとした味でポン酢の酸味にピッタリ。
今まで食べたことがなかったので、サケの新たな美味しさを発見した気がしました。
さて、写真を見て食べに行きたくなった方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、はらこめしの食べ比べもオススメです。はらこめしを提供する飲食店は複数あり、店ごとに盛り付けの違いなどが楽しめます。
亘理町では、10月1日より「はらこめしDEスタンプラリー」というイベントを開催するそうです。はらこめしを提供する18店が参加しているので、様々なお店を巡るきっかけになりそうですね。
◆はらこめしDEスタンプラリー(亘理町観光協会HP)
https://www.datenawatari.jp/pages/184/
全国放送でも紹介され、今や宮城を代表するご当地グルメと言っても過言ではないはらこめし、ぜひ食べにきてみてはいかがでしょうか。