【東北グルメ】「油で揚げているのにヘルシー」宮城県登米市（とめし）のご当地グルメ「油麩（あぶらふ）」

こんにちは。ライターのすずき・ちえです。

アラフォーという年代になり、大好きなお肉を食べるともたれたり、体重が増えてなかなか減らなかったりという変化を感じる今日このごろ。

そんな悲しい現実を突きつけられていた時によく食べていたのが、宮城県登米市（とめし）発のご当地グルメ「油麩」。

油麩とは、タンパク質（グルテン）に小麦粉を加えて棒状にしたものを植物油で揚げて作られています。見た目はまるでフランスパンのよう。

宮城県内では煮物、汁物など様々な料理に使われます。揚げ油のジューシーさ、汁を含んだ後のもちもちとした食感は、まるでお肉を食べたかのような満足感を感じられます。

数あるメニューの中でイチ押しは｢油麩丼｣。親子丼のお肉を輪切りにした油麩に置き換えたイメージです。

（登米市登米町では、飲食店で油麩丼が食べられる。写真は｢大衆食堂つか勇｣さん）

卵でとじられた油麩を口にした途端に感じる、卵の優しい味と植物油の香ばしさ、醤油ベースの甘じょっぱい出汁の味が溶け合った味は絶品です。

そのように食べ応え十分なのにもかかわらず、健康にも良いのがうれしいところ。

なぜなら、材料のグルテンには、皮膚や髪の毛、筋肉など人体組織の生成に欠かせない栄養素・タンパク質が多く含まれているから。

　まさに「体に優しい万能食材」といえるでしょう。「健康も気になるけれど、揚げ物は食べたい！」という方の強い味方になりうること間違いなしの「油麩」。

オンラインショップでも販売されており、全国どこにいても手に入れることができます。今晩のおかずにいかがでしょうか。

参考

【株式会社山形屋商店webサイト】

油麩の製造・販売を行う、登米市の企業。オンラインショップや、レシピ紹介など、一目で油麩がわかるサイトです。