【東北アート】6/29まで、盛岡市のヘラルボニーギャラリーで開催中~首藤和子「糸でつむぐ絵画」展

こんにちは。

東北在住ライターのすずき・ちえです。

先日、岩手県盛岡市のHERALBONY GALLERY(以下ヘラルボニーギャラリー)で開催中の個展、首藤和子「糸でつむぐ絵画」を見に行きました。

ギャラリーを運営する株式会社ヘラルボニー(HERAL BONY)は、盛岡市に本社を置き、「異彩を、放て」をミッションに知的障がいのあるアーティストとライセンス契約を結び、様々な事業展開をされています。

株式会社ヘラルボニーwebsite

私が個展の開催を知ったのは、盛岡市内のヘラルボニーの店舗で案内チラシをいただいたことでした。

作品の制作者である首藤和子さんは、ヘラルボニー契約作家の一人で、宮城県南三陸町の「のぞみ福祉作業所」に所属して創作活動をされているとのこと。

同じ宮城県の方と知り、一気に親近感がわいた私は、どのような作品に出会えるのか、ワクワクしながら店舗近くのギャラリーへと向かいました。

ヘラルボニーギャラリーが入るビルの入り口。看板には個展のチラシが貼られていた

ギャラリーは、盛岡駅から徒歩10分ほどの場所にある、ビルの4階にあります。

ビルの入口を入り、正面にあるエレベーターに乗ります。段差があるところにはスロープが設置されており、車いすユーザーやベビーカーを使うパパ・ママなどへの配慮が感じられました。

ギャラリーは、4階でエレベーターを降り、すぐ左手側にあります。

扉を開けて中に入ると、目が覚めるような鮮やかな色合いの作品たちが目に飛び込んできました。

壁面には鳥をモチーフにした作品が並ぶ

中でも私が惹かれたのは、『アオサギ』という作品です。

緑をバックに、黄色、オレンジ、紫、青など多彩な色使いにもかかわらず、ちぐはぐにならずに一体感があることに驚きました。

『アオサギ』。モチーフに鳥を選んだのは、「新型コロナウイルスの影響の制限の中で、作業所の仲間や地域の人たちが明るい気持ちになり、いつかまた羽ばたける日がくることを願って」。

近づいて見ると、毛糸が使われていることがわかります。

どのようになものかというと「いっぱつ描き」(!)した下絵に毛糸を貼り合わせるという手法で、1ヶ月間かけて制作しているのだとか。

私が驚いたのは、糸と糸の間には、隙間がほとんど見られないことでした。

毛糸を貼るのが難しいであろう曲線部分も、隙間なく丁寧に貼られています。

作品の随所に首藤さんの丁寧さや真摯さが表れており、心打たれました。思わずその場に立ち尽くしたほど。

同時に、何か大きなものに包まれているようでほんわかとした、温かい気持ちに。

首藤さんのきっちりと仕事をこなす真面目さや丁寧さ、そして優しいお人柄が一枚の作品を通して伝わってくるようでした。

鳥と同様に毛糸で作られた猫の作品。12枚の作品の色使いや表情の違いを見比べているうち、見入ってしまった
会場内には首藤さんが制作に使う道具も展示されている
首藤さんは和紙を素材にした作品も制作する。『ライオン』

見終わった後は心が温かくなり、優しい気持ちになった展示でした。

個展は、6月29日(土)までの開催です。

盛岡市内に行かれる方は、ぜひ訪れてみてください。

作品に思わず見入ってしまうこと間違いなし、の展示です!

イベント概要

【首藤和子「糸でつむぐ絵画」】

会期:2024年4月11日(木)– 6月29日(土)

開廊日:木・金  12:00〜18:00

    土・祝日 10:00〜12:00 / 13:00〜17:00

会場: HERALBONY GALLERY

住所:〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38 @HOMEDELUXビル4F

参考サイト

ヘラルボニーギャラリー

https://store.heralbony.jp/pages/heralbonygallery-iwate

※イベントの写真撮影、ブログ掲載は現地で許可をいただいた上で行っています。

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