こんにちは。東北在住ライターのすずき・ちえです。
私は普段、noteとWordPressのブログを発信に使っています。
最近、同じような内容の記事を書きがちになるという悩みがありました。その上、自分のブログは締め切りもないので、書くモチベーションも下がり気味でした。
その悩みを解決したくて受講したのが、エッセイスト・ライター江角悠子(エッセイスト・ライター江角悠子の京都暮らし (w-koharu.com))さんの講座「ブログの書き方 超基礎講座」でした。オンラインサロンメンバー限定の講座です。
「ブログの書き方 超基礎講座」
講座は5月27日(金)、オンライン上で行われました。全国各地にいるオンラインサロンメンバー11名が参加。前半は講師・江角さんによるブログの書き方についての講話、後半はブログ掲載用の文章を書き、2人1組で感想を伝え合う、という内容でした。
まずは自己紹介から。今書いているブログの紹介、講座受講のきっかけ、ブログについての悩みを一人一人話しました。
出てきた悩みは以下のようなもの。
・締め切りがないと書けない
・ターゲットが絞れない
・読者の反応によって書けたりかけなかったりする
私自身、書く内容が偏りがちになる、書き続けていくためのモチベーション維持などの悩みがありましたが、皆さんもそれぞれにブログ発信で悩んでいることを知り、ホッとしました。
【前半】江角さんの講話を通して気づかされた、ブログ読者への配慮の大切さ
自己紹介の後は、江角さんによる講話です。
内容は、以下の3つのことでした。
- ブログを書く前に意識しておきたいこと
- 人に読んでもらえる文章を書くには
- ブログを書く時のお悩み
それぞれ1つづつ、振り返っていきましょう。
<ブログを書く前に意識しておきたいこと>
- 文章を読むのが嫌いな人もいる。
- 情報を知りたいだけの人もいる。
- 文章は最後まで読んでもらえるとは限らない。
3つの中で、私が特にハッとさせられたのが、最後の「文章は最後まで読んでもらえるとは限らないので、言いたいことは最初に書く」ということでした。
私はついつい前置きが長くなりがちで、編集者に指摘されたこともあります。
「伝えたいことを文章の初めに持ってくる」ということを心において文章を書くようにしたいです。
<人に読んでもらえる文章を書くには>
- ターゲットのことをよく知る。
- 読者を置いてけぼりにしない。
- 一文を短く。
- 見た目にも配慮する。
続いて、人に読んでもらえる文章を書くにはどのようにすればよいか。
4つほど挙がりましたが、私においては「読者を置いてけぼりにしない」は注意したいポイントと思いました。
「文章を書く時に、説明がくどくなる」という自覚があったので、そうならないようにと、端折って書くこともありましたが、やりすぎてしまい、加筆されることも。
「読者に想像させない。2回文章を読ませては負け」という江角さんの言葉に、「言葉が足りない部分は、読者が想像してくれるだろう」と、読者に甘え切っていたことに気が付き、反省させられました。
<ブログを書くときのお悩み>
そしてブログを書く時のお悩みでは、以下のようなことがあげられ、それに対する江角さんが応えるという形がとられました。
ここでは、質問内容と江角さんのアドバイスを共有したいと思います。
・「写真が先か、文章が先か?」
→写真を先に貼ると早い。なぜなら、その時点で文章の構成ができあがるから。
・「“起承転結”のような文章の型があるが、ブログはどのようにするとよいか?」
→「起承転結」に例えれば、初めに「結」を持ってきて、伝えたいことを書くとよい。
・「文章量のめやすは?」
→1,200~1,500文字、多くとも2,000文字前後が読みやすが、場合によってはテキスト1行もあり。
・「タイトルの付け方、コツを知りたい」
→結論を持ってくる。
こうしてみると、ブログを書くときは、「伝えたいことを先に書く」ことが大切なのだと、改めて思いました。
【後半】いよいよ実践!ブログを書き、読んでもらってわかったこと
いよいよ後半は実践編。25分間でブログ用の記事を書き、2人1組で読み、感想を伝え合います。
初めに、江角さんより、ブログを書く前の準備と、本日の課題となるテーマについて説明がありました。
まずは準備から。
・この記事を通して何を伝えたいのか。
・読後、読者にどうなってもらいたいのか。
以上2つを軸に据えて、準備をしていきます。
<ブログを書く前の下準備>
- 書きたいことを箇条書きにする。
- ⑴で書き出した素材を書くことと書かないことに分ける。
- 書く順番を決める。(設計図を作る感じ)
- 結論をイメージする。
テーマは以下の4つから1つ選択します。
・最近学んで感動したこと
・今、夢中になっていること
・好きな飲食店
・好きなアイテム
4つの中から選んだテーマについて、5分間で紙にテーマ出しをし、25分で書き上げます。その後、受講生とペアになり、お互いの文章を読み、感想を伝え合います。
私はまず、テーマを「今、夢中になっていること」に決め、最近使い始めた一眼レフカメラについて紙に書き出しました。
江角さんによると、書き出すときはテーマとするものについて、次のような視点から掘り下げていくと良いとのことでした。
・どうやって出会ったのか。
・好きなポイント
・アイテムを使った感想
・どんな人におすすめしたいか。
このような過程を経て、文章が完成しました。それから、受講生のJyuroji Shoko(以下しょうこさん)さんとペアになりお互いの感想を交換しました。
しょうこさん(Jyuroji Shoko’s Page | じゅうろじ しょうこ イラストライター)は「勝てるデザインBAR」というイベントについて書いた文章で、「ひたすらホメてくれる」というBARの話でした。
タイトルを聞いただけで、興味が湧いてきました。
▶後日、リライトを経て完成した、しょうこさんのブログはこちら からご覧いただけます。
この文章を読み「面白い企画だな。私も、勝てるデザインBARに行って褒められたい!」「たこ焼き食べ放題や、会場限定のガチャポンについて詳しく知りたい」と感じました。
▶リライト後の私の文章はこちらからどうぞ。
また、私の文章を読んだ、しょうこさんからは、「スマホと一眼レフで撮った写真の違いを見たい」という感想をいただきました。(時間の都合上、講座では文章のみで提出しました)
読者からは「スマホよりも色鮮やかな写真が撮れた」という文章だけではなく、比較できると一眼レフカメラの良さが伝わるという気づきがありました。
その後、江角さんが「読んだ感想がブラッシュアップにつながる」とおっしゃったので、「本当にその通り」と実感。第三者の感想に、自分の文章をよりよくするヒントが隠されているのだと感じました。
また、人の文章の感想を伝えるべく真剣に読んだことで、編集側の目線になりました。普段はできない貴重な経験ができたと思います。
まとめ
今回の講座を受講したことで良かったことが2つあります。
まず、江角さんよりブログの書き方の基本を学べたこと、そして全国各地のブログを書く人たちと交流することで「悩んでいるのは自分だけではない」という心強さを感じました。
受講後は、悩んでいたジャンルの偏りも、いっそのこと同じテーマの記事を増やすことで、もはや自分の「十八番」と呼べるくらいに書き続けていきたいと思えました。
講座が終わるころには、もっと流し読みされないような、ブログを書きたいと思えた2時間講座でした。
後日、リライトの末に完成した私の文章は、こちらからご覧いただけます。